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インドネシア・スコワティ油田における複数坑井間のCO2圧入試験の実施に係る共同スタディ契約を締結

石油資源開発株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:山下 通郎、以下「当社」)は、インドネシア国営エネルギー会社PT Pertamina(Persero)(以下「プルタミナ」)、PT Pertamina EP(以下「PEP」)、および独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(本部:東京都港区、理事長:髙原 一郎、以下「JOGMEC」)と、インドネシア共和国(以下「インドネシア」)東ジャワ州のスコワティ(Sukowati)油田における複数坑井間の二酸化炭素(CO2)圧入試験(以下「本試験」)の実施を目指し、4者による共同スタディ契約(Joint Study Agreement : JSA、以下「本JSA」)を締結しました。

本JSAは、2023年度実施の単一坑井を用いたハフ&パフ(Huff&Puff)法(*1)による小規模な圧入試験(*2)から得たCO2の圧入、CO2-EOR(Enhanced Oil Recovery:石油増進回収)およびCO2貯留効果の検証結果を受け、より大規模な複数坑井間の圧入試験へと発展させることを目的としたものです。本JSAに基づき、今後テスト計画の策定及び本試験を進めていきます。

なお、本JSAは、8月21日にインドネシア・ジャカルタにて開催されたアジアゼロエミッション共同体(AZEC)(*3)閣僚会合にて現在進行中のプロジェクトとして披露しました。

当社は、今後も本試験を含め、国内外におけるカーボンニュートラル分野の事業化を目指した取り組みを進め、時代に合わせた「総合エネルギー企業」としての成長と、企業価値のさらなる向上を引き続き目指してまいります。

注)

*1:1本の坑井で CO₂の圧入から生産までを実施する CO₂-EOR の手法の一つ。CO₂を地中に圧入し(Huff:ハフ)、十分に浸透させることにより油と接触させたうえで(Soaking:ソーキング)、CO₂とともに原油を生産する(Puff:パフ)という 3 段階から成る。

*2:2023年12月8日付プレスリリース「インドネシア・スコワティ油田にて CO2圧入試験を開始」参照。

*3:脱炭素、経済成長、エネルギー安全保障の同時実現を目指す、アジア諸国による枠組み。

写真についてはPDF版を参照ください。

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