北海道日高地域沖合における試掘調査の実施について

石油資源開発株式会社（JAPEX、本社：東京都千代田区、代表取締役社長：山下 通郎、以下「当社」）は、北海道日高地域沖合（以下「同地域」）における天然ガスの賦存状況の確認を目的とする試掘調査（以下「本事業」）を実施しますので、お知らせします。

本事業は、2019年に実施した基礎試錐事業調査（以下「基礎試錐調査」）の北西約5km地点（北海道日高地域の沖合約50km、水深約1,070m）にて実施するものです。同地点において各種データを取得するとともに、掘削過程で天然ガスが存在する兆候が認められた地層に対し産出テストを行います。調査期間は2026年3月から5月を予定します。

当社は、2019年に資源エネルギー庁からの委託事業である、同地域における基礎試錐調査で得られたデータの解析と評価作業などを実施するとともに、探鉱の可能性を検討してきました。今般、同地域における天然ガスの埋蔵量を正確に把握し、今後の開発可能性を検討するため、本事業を実施します。

本事業により、天然ガスの賦存が確認され商業規模の生産の実現にいたれば、国際情勢に左右されない安定的な国産天然ガスの供給が可能となり、我が国のエネルギー安定供給へさらなる貢献が期待できるとともに、当社の企業価値の向上にも寄与するものと考えています。

なお、本事業は経済産業省 資源エネルギー庁より「令和6年度国内石油天然ガスに係る地質調査事業費補助金」に係る補助事業者の採択を受け、掘削費の最大50％が公的資金により補助されます。

当社は、漁業関係者をはじめとする地域の皆さまや、関係自治体および機関などのご理解とご協力をいただきながら、安全最優先で、本事業を進めてまいります。

関連ニュース

• 2018年3月23日付プレスリリース「北海道日高地域沖合における基礎試錐事業の実施について」
• 2019年4月16日付プレスリリース「北海道日高地域沖合における掘削調査の開始について」
• 2019年8月2日付プレスリリース「北海道日高地域沖合における掘削調査の終了について」