インドネシア・スコワティ油田にて複数坑井間のCO2圧入試験を開始

石油資源開発株式会社（JAPEX、本社：東京都千代田区、代表取締役社長：山下 通郎、以下「当社」）は、インドネシア国営エネルギー会社PT Pertamina（Persero）（以下「プルタミナ」）、PT Pertamina EP（以下「PEP」）、および独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構（本部：東京都港区、理事長：髙原 一郎、以下「JOGMEC」）と、インドネシア共和国（以下「インドネシア」）東ジャワ州のスコワティ（Sukowati）油田において複数坑井間の二酸化炭素（CO₂）圧入試験（以下「本試験」）を2024年10月8日に開始しました。

本試験は、本年8月にプルタミナ、PEP、JOGMECと締結した共同スタディ契約^(*)に基づき、スコワティ油田で複数坑井間におけるCO₂の圧入を実施し、CO₂-EOR（Enhanced Oil Recovery：石油増進回収法）およびCO₂貯留効果の検証の一助とするものです。

当社にとって、本試験は昨年度から続くスコワティ油田でのCO₂圧入試験の一環であり、インドネシアでのCCS（Carbon dioxide Capture and Storage：CO₂の回収・貯留）およびCCUS（Carbon dioxide Capture, Utilization, and Storage：CO₂の回収・有効活用・貯留）等のカーボンニュートラル分野の事業化に向けた重要なステップとなります。

当社は、2050年カーボンニュートラル社会の実現に向けた「JAPEX2050」において、CO₂圧入・貯留技術を核としたネットゼロ達成へ貢献する分野の事業化を、注力する取り組みとして掲げています。今後も本試験を含め、国内外におけるカーボンニュートラル分野の事業化を目指した課題の解決や事業の実現により、時代に合わせた「総合エネルギー企業」としての成長と企業価値のさらなる向上を、引き続き目指してまいります。