相馬LNG基地
国内最大級の地上式23万kl容量のLNGタンク2基を擁する、福島県内初の大型LNG基地です。海外からのLNG(液化天然ガス)の受入と貯蔵、LNGの気化・送出、LNGの出荷に関する操業を実施しています。
相馬LNG基地は、当社初のLNG外航船受入が可能な自社基地です。天然ガス供給の量的拡大や安定性に貢献する、当社国内ガス供給ネットワークの中核拠点となっています。
- 関連ページ
概要
相馬LNG基地では、当社の国内ガス供給ネットワークに関連する以下の操業・業務を行っています。また、基地に隣接する福島天然ガス発電所向け発電燃料用LNGの貯蔵・気化・送出業務を、福島天然ガス株式会社(FGP)から受託し実施しています。
- LNG受入・貯蔵:LNG外航船から基地へのLNG荷揚げと、LNGタンクでの貯蔵
- 当社を含むFGP株主各社が調達する、発電燃料用LNGの受入・貯蔵も実施
- LNG気化・送出:LNGを気化し、必要に応じLPGを添加し熱量調整したガスをパイプラインへ送出
- 当社の新潟・仙台間ガスパイプライン網(相馬・岩沼間ガスパイプライン経由)への送出
- FGPとの気化受託契約にもとづく、発電燃料用LNGの気化と発電所への送出も実施
- LNGローリー出荷:LNGを専用ローリーへ積み込んで出荷
- 関連ページ
設備概要
- 受入設備
- LNG外航船バース:1式(12.5万m3~21万m3級)
- LPG内航船バース:1式(2,500m3級、LNG内航船出荷と兼用)
- 貯蔵設備
- LNGタンク:地上式PC(*1)型23 万kL×2基(*2)
- LPGタンク:球形2,124m3×2基
- 気化設備
- 導管向け: 送出能力7.0MPa・75t/h×2基(うち1基は発電所との共通バックアップ)
- 発電所向け:送出能力5.0MPa・75t/h×2基(*2)
- 出荷設備
- LNG内航船出荷(最大4,800m3級)
- LNGローリー出荷設備:30t/h×5レーン
相馬LNG基地(左~奥)/FGP福島天然ガス発電所(右)
(参考)
*1: プレストレスト・コンクリート(Prestressed Concrete)は、あらかじめ圧縮応力を与えたコンクリート材で、LNGタンク外面を囲う防液堤に導入。万が一タンク内部のLNGが漏れた時にも、防液堤にかかる液圧(引張応力)に耐えることが可能。
*2: 2号タンクならびに発電所向け気化設備2基はⅡ期工事での建設(FGP資産を当社にて管理運用)。
基本情報
- 名称:相馬LNG基地(石油資源開発(株) 相馬事業所)
- 所在地:福島県相馬郡新地町(相馬港4号埠頭)
- 面積:約20ha
- 操業開始:2018年3月
沿革
- 2013年11月:相馬LNG基地および接続パイプライン建設に対する最終投資決定
- 2014年11月:着工
- 2016年10月:福島ガス発電(株)によるⅡ期工事(2号LNGタンク、気化設備増設)最終投資決定
- 2017年4月:ll期工事着工
- 2017年12月:LNG外航船第1船入港
- 2018年3月:操業開始
- 2020年4月:FGP福島天然ガス発電所向け発電燃料用LNG気化受託業務開始
- 2020年8月:ll期工事設備全面操業開始
- 関連ニュース
-
- 2018年3月28日付当社開示資料「相馬LNG基地の操業開始について」(305.0KB)
- 2013年11月27日付当社開示資料「相馬LNG受入基地ならびに接続パイプラインの建設事業に関する最終投資決定について」(693.5KB)
- 関連サイト
当社ウェブサイトは、訪問者様のサイト閲覧時の利便性向上のために、Cookieを使用しています。当社ウェブサイトのCookie使用方針をご確認いただき、ご同意いただける場合は「同意する」ボタンを押してください。当社ウェブサイト閲覧時のCookieの使用に同意いただけない場合は、ご利用のブラウザでCookieの設定を無効化ください。