単位換算表・用語集
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石油・天然ガスでよく使われる単位
単位 定義 bbl/d (barrel per day) バレル/日(日量) boe (barrels of oil equivalent) 石油換算バレル(天然ガスなどを石油の熱量に換算した値) boe/d (barrels of oil equivalent per day) 石油換算バレル/日(石油換算バレルでの日量) cf (cubic feet) 立方フィート m (thousand) 千 ※mcf(千立方フィート)などと使われることが多い mm (million) 百万 ※mmbbl(百万バレル)などと使われることが多い b (billion) 10億 ※bcf(10億立方フィート)などと使われることが多い t (trillion) 兆 ※tcf(兆立方フィート)などと使われることが多い 石油・天然ガス簡易換算表
注) 以下に記載の数値はすべて簡易換算用の値であり、正式な取引や証明に使用する数値としての保証はいたしかねます。
石油
- 1kl ≒ 6.3bbl
- 1t ≒ 7.3bbl
- 1万bbl ≒ 1,600kl
- 1千万bbl ≒ 160万kl
- 1億bbl ≒ 1,600万kl
天然ガス
- 千cf (1mcf) ≒28.3m3
- 百万cf (1mmcf) ≒ 28,300m3
- 10億cf (1bcf) ≒ 2,830万m3 ≒ LNG2万t
- 1兆cf (1tcf) ≒ 283億m3 ≒ LNG2千万t
- 百万btu (1mmbtu) ≒ 25.2万Kcal ≒ 27m3
液化天然ガス(LNG)
- LNG100万t ≒天然ガス14億m3
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油層内で流動性を持つ通常の原油と異なり、初期状態では流動性のない高粘度のタール状原油を含む砂岩のこと。採取される原油は、粘度に応じてビチューメン、あるいは超重質油と呼ばれる。
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石油・ガスの探鉱、開発・生産事業に関する契約において、複数の当事者間で共同作業を行う際に、他の当事者からの委託を受け、実際の作業を実施・管理する当事者をいう。これに対し、オペレーター以外の当事者はノン・オペレーターと呼ばれ、オペレーターと共同操業契約を締結のうえ、操業時の意思決定方法や資金提供方法などについて事前に取り決めを行う。
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大気圏にある、地表から放射された赤外線の一部を吸収することにより、温室効果をもたらす気体のこと。水蒸気や二酸化炭素(CO2)などが該当する。近年、大気中の濃度を増しているものもあり、地球温暖化の主な原因とされている。
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産油国政府が生産物の所有権を留保しつつ、外国石油会社がその資金手配とリスクにおいて探鉱、開発・生産事業を遂行することを内容とする、産油国・外国石油会社間の石油契約をいう。外国石油会社は、作業の報酬として、一定割合の生産物の販売利益または現物を生産水準に応じて受け取る。
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CCSとバイオマスエネルギーを結び付けた技術を指す造語。エネルギー利用のためバイオマスを燃焼させたとき、CO2は排出されるが、バイオマスのライフサイクル全体での排出量は変わらないため、CO2排出量としてカウントされない。バイオマス燃焼時のCO2を回収・運搬し、地中に貯留すれば、大気中のCO2は純減となる。
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CCS(二酸化炭素の回収・貯留)は、CO2を大量に排出する施設(発電所や工場など)の排ガスから、CO2を分離・回収し、地下の安定した地層に圧入・貯留する技術。CCUS(二酸化炭素の回収・有効活用・貯留)は、分離回収したCO2を原油増進回収などに有効活用のうえ、貯留する技術。
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Cost(コスト)、Insurance(保険料)、Freight(運賃)の要素から構成される貿易の取引条件のひとつ。原油のCIF価格は、FOB価格(Free on Board:本船積み込み渡し価格)に仕向け港までの保険料とタンカー輸送費を加えた価格。
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石油・天然ガスの探鉱、開発・生産、および輸送・販売を行う事業。
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自然の排油エネルギーを利用する一次回収法や油層の圧力を維持あるいは高める二次回収法に対して、油層内に残留している油を、熱や炭酸ガス、ケミカル等のほかのエネルギーを使って物理的、化学的に性状を変化させて回収率を改善するために適用する方法。なお、IORは、二次回収法を含む原油回収を改善する方法として広義の意味で使われる。
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石油・天然ガスプロジェクトにおける、開発フェーズ(設計・資機材の調達・建設作業)へ進むにあたっての、当該プロジェクトへの投資の最終決定を指すことが多い。最終投資決定を行う際は、 開発計画(販売方法を含む)、資金調達、開発に必要な契約/許認可、人員体制などの要件がすべて整っている必要がある。
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Health(健康)・Safety(安全)・Environment(環境)の頭文字からなる略称で、労働安全衛生・環境を指す。
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全日本平均原油輸入CIF価格。日本が輸入している原油の平均価格。
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生産物分与契約、PS契約とも呼ばれる。産油国が開発生産事業全般を管理しながら、外国石油会社はその探鉱、開発・生産事業への投下資本コストを生産物の販売利益から回収し、残余の生産物を産油国と外国石油会社が一定割合にて分け合う内容の、二者間の石油契約をいう。
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単年度、または特定期間に生産した石油・ガス量に対して、同期間中に追加(増加)した埋蔵量の比率。企業の石油・ガス探鉱開発の業績を測る数値指標。(一定期間中の)「埋蔵量の増加分」÷「生産量」で算出する。
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地下300m前後にあるオイルサンド層内に、およそ5mの上下間隔で500~1,000mの水平区間を持つ2本の坑井を配置し、上部の水蒸気圧入井から水蒸気を連続的に圧入してオイルサンド層内のビチューメンを加熱し、流動性を持たせ重力によって下方に流れ落ちたところを、下部のビチューメン生産井から回収する手法。
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西カナダ産重質油指標。
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