カーボンニュートラル対応方針
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JAPEXは2021年5月に策定した「JAPEX2050~カーボンニュートラル社会の実現に向けて~」にもとづき、カーボンニュートラル対応に関する施策を推進しています。
「JAPEX2050」は、世界的な 2050 年の CO2実質排出量ゼロ(ネットゼロ)達成のために、当社が果たすべき責務と取り組む課題をあらためて整理し、今後の当社のGHG排出削減目標と注力する取り組みをより明確に示したものです。
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GHG 排出削減目標
- 自社操業の排出量(Scope1+Scope2)の「2050年ネットゼロ」達成
- 第1段階として、当社操業のCO2排出原単位を2030年度までに、2019年度比で40%削減します。
- 自社サプライチェーン排出量(Scope3)の削減に寄与する事業領域の強化
- CO2実質排出量削減を目指し、新たな技術の確立や環境負荷の低いエネルギー供給で貢献します。
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カーボンニュートラル社会実現に向け注力する取り組み
1. CO2圧入・貯留技術を核としたネットゼロ達成へ貢献する分野の事業化
- 国内トップランナーとして、CCS(Carbon dioxide Capture and Storage:CO2の回収・貯留)/CCUS(Carbon dioxide Capture, Utilization, and Storage:CO2の回収・有効活用・貯留)の早期の実用化と事業化を目指します。
- 実施候補地点(深部塩水層*)の調査・選定、圧入坑井の掘削、貯留したCO2のモニタリングなどで、石油・天然ガスE&P で培った当社の強みを最大限に活用
- 分離・回収されたCO2の輸送に関しては、天然ガス・LNG(液化天然ガス)供給に関する経験や知見を活用し貢献
- CCS/CCUSとの連携が期待できる、カーボンニュートラルに関する協業や参入を目指します。
- BECCS(Bio-energy with Carbon Capture and Storage:CCS付きバイオマス発電)、CCS付き天然ガス火力発電所などを想定
- ブルー水素や、メタネーションなどカーボンリサイクル分野への参入を視野
注)* 深部塩水層とは、飲料に適さない古海水(塩水)を含んだ地下深部の砂岩層などのこと。石油・天然ガスの貯留層と比較し地理的分布が広く、CO2貯留の可能性が期待される。
2. 再生可能エネルギープロジェクトの参画拡大
- 従来事業の知見や経験を活かしながら、当社が参画する再生可能エネルギープロジェクトの拡大を目指していきます。
- 特に、天然ガス発電の経験を活用できるバイオマスや、E&P の知見との親和性が高い洋上風力を中心に、候補案件の拡大を含む事業化検討を推進
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3. 石油・天然ガスの安定供給
- 石油・天然ガスは今後も世界の主要なエネルギーの一つであるという認識のもと、当社はその需要に引き続き応えていきます。
- 「石油・天然ガスからの完全な脱却」ではなく、CCS/CCUS など脱炭素技術の併用による「カーボンニュートラル社会」の実現を、総合エネルギー企業として目指していきます。
- 天然ガス開発プロジェクトへの参画と、参画プロジェクトへのCCS/CCUS 導入検討
- 石炭や重油からの燃料転換需要に対応する、天然ガス・LNG の多様な供給方式の横展開
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