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CSR重点課題/マテリアリティ

日本語English

JAPEXグループは事業の遂行にあたり、企業の社会的責任(CSR)を重視しています。この考えのもと、ステークホルダーからの期待や要請に応え、信頼されるグローバル企業として成長するために、CSR重点課題「SHINE」を特定しています。

さらに、「SHINE」のなかから、企業としての持続的成長のために今特に取り組むべき課題を「マテリアリティ」として特定し、取り組みを進めています。

CSR重点課題「SHINE

当社は、2012年にCSRを全社で体系的に推進する方針を決定し、2014年にさまざまなステークホルダーとの対話や意見を取り入れたCSR重点課題「SHINE」を特定しました。

JAPEXグループCSR重点課題「SHINE」

  1. [S] エネルギー安定供給:Stable and sustainable energy supply
  2. [H] 企業文化としてのHSE:HSE as our culture
  3. [I] 誠実性とガバナンス:Integrity and governance
  4. [N] 社会との良好な関係構築:Being a good Neighbor
  5. [E] 選ばれる魅力ある職場:The Employer of choice

個別課題の設定と見直し

「SHINE」では、5つの重点課題の特定と、各重点課題における個別課題の策定を実施し、これらの課題に沿った実行計画・目標を設定し取り組んでいます。

CSR活動に関する実行計画・目標と実績

直近2年度分の実行計画・目標は以下のPDFファイルを参照ください。

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個別課題の見直しプロセス

個別課題は、社会の変化や要請を踏まえ、適宜見直しを図っています。

直近では、2019年に以下のプロセスで見直しを行い、気候変動対応とガバナンスの重要性引き上げを含む、個別課題の再整理を実施しました。

  1. 現状把握・課題抽出:GRIスタンダードをはじめ各種ガイドラインなどを加味し、CSR課題を網羅的に抽出
  2. 分析・評価:各課題に対し、ビジネスのインパクトおよびステークホルダーに対する重要度をそれぞれ検討して重みづけを実施
  3. アンケート調査:経営層および管理職を対象に、当社における重要なCSR課題に対するアンケートを実施
  4. CSR開示情報の見直し:評価およびアンケート結果などを踏まえ、新個別課題を策定

SHINE」個別課題

[S] エネルギー安定供給

あるべき姿

  • 安定的な原油・天然ガスの供給ソース・インフラを保持し、効率的で安全な操業や製品の品質・安全確保により、エネルギー安定供給を実現している。
  • 多様な供給ソースの確保を目指し、地熱、太陽光などの再生可能エネルギー、シェールオイル・ガス、メタンハイドレートなどの非在来型エネルギーの開発にも積極的に取り組むほか、CCSなどの関連新技術の開発にも貢献している。

個別課題とESG分類

  • エネルギー安定供給:S(社会)
  • 新技術の開発:S(社会)
  • 気候変動への対応:E(環境)

SDGs目標対応項目

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[H] 企業文化としてのHSE

あるべき姿

  • 労働安全衛生の確保、治安リスクを含む危機管理に向けた方針や体制が整っており、HSEへの配慮を最優先とする企業文化が定着している。
  • 事業実施にあたり、省エネルギーや自然資源の有効活用に取り組み、地球温暖化防止や資源の持続可能性確保に貢献している。
  • 水・大気・土壌などの汚染を防止し、生態系への配慮を行うことにより、環境負荷を低減している。

個別課題とESG分類

  • 労働安全衛生の確保:S(社会)
  • 汚染防止・資源循環:E(環境)
  • 生物多様性・生態系保全:E(環境)

SDGs目標対応項目

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[I] 誠実性とガバナンス

あるべき姿

  • 統治体制が確立しており、効率性と透明性の高い経営が実現している。
  • コンプライアンス体制が確立しており、不正行為や法令違反を未然に防止している。
  • 経営理念の実現に向けた誠実な事業慣行のため、従業員の意識醸成が図られている。

個別課題とESG分類

  • ガバナンス:G(ガバナンス)
  • 危機管理:G(ガバナンス)
  • コンプライアンス:G(ガバナンス)

SDGs目標対応項目

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[N] 社会との良好な関係構築

あるべき姿

  • ステークホルダーとのオープンで健全なコミュニケーションを通じて、JAPEXグループに対する社会的要請を的確に把握している。
  • 操業地域における雇用創出や公正なビジネス慣行により、ビジネスパートナーや取引先、産油・産ガス国との共存・発展を実現している。
  • 事業以外での社会貢献や寄付活動を通じて、地域文化を尊重し、地域社会との良好な関係を保っている。

個別課題とESG分類

  • ステークホルダーとの共生・発展:S(社会)

SDGs目標対応項目

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[E] 選ばれる魅力ある職場

あるべき姿

  • 性別、国籍、学歴、職歴などの観点で多様な人材が互いに認め合い、その能力を発揮し、適切な評価と処遇を受け、さらに技術や知見を高め、成長できる働きやすい職場や就労条件が確保されている。
  • グローバル企業として、有能な人材に選ばれる魅力ある職場環境を提供している。

個別課題とESG分類

  • 人材育成とダイバーシティ推進:S(社会)
  • 公正で働きやすい職場:S(社会)

SDGs目標対応項目

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注)2023年に特定したマテリアリティにあわせ、「従業員の多様性尊重と人材育成」は「人材育成とダイバーシティ推進」へ名称を変更。

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マテリアリティ

当社は、2050年カーボンニュートラル社会実現を見据え、2021年に当社のカーボンニュートラル対応に関する方向性「JAPEX2050」を取りまとめました。また2022年には、「JAPEX2050」実現に向けた2030年度までの目標や施策である「経営計画2022-2030」を策定しました。

これらの動きを踏まえ、 CSR重点課題「SHINE」と経営計画とをつなぐものとして、2023年に「マテリアリティを定義しました。「マテリアリティ」では、当社の持続的成長のために今特に取り組むべき4つの課題を、「SHINE」のなかから特定しています

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マテリアリティ相関図

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「事業を通じた社会貢献」に向けた課題

エネルギー安定供給

  • 2050年カーボンニュートラル社会においても、石油・天然ガスは社会に必要不可欠なエネルギーであり続けると考えます
  • この考えのもと、今後も石油・天然ガスの開発を通じて、エネルギー安定供給に取り組みます

カーボンニュートラル事業の確立

  • 将来においてもエネルギーの安定供給を実現するため、CCS等を事業として確立し、カーボンニュートラル社会に貢献します

「経営基盤の強化」に向けた課題

人材育成とダイバーシティ推進

  • 人材は価値創造の源泉であり、当社の経営計画実現の要です
  • 人材育成により従業員一人ひとりの価値創出能力を高めるとともに、ダイバーシティを進めることで会社全体としての総合力強化を図ります

デジタル・トランスフォーメーション(DX)

  • データとデジタル技術の戦略的活用により付加価値の高い業務に専念できる職場環境を実現し、さらなる企業価値向上へと挑戦を続けていきます

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