原油分析
JAPEX技術研究所は、石油・天然ガスE&P(探鉱・開発・生産)に関するさまざまな試験分析を行っています。また、当技術研究所の設備や知見を活用した技術サービスを、社外に提供しています。
技術サービスで提供する調査・分析項目一覧やお問い合わせ先は、技術サービストップページを参照ください。
原油分析 概要
原油分析で得られたデータは、石油・天然ガスの探鉱、開発・生産、販売など幅広い分野で活用されており、さまざまな方法で原油を分析し性質を把握することは非常に重要です。
原油分析では、地下数千メートルの地層から産出する原油やガスコンデンセートの物理的特性(密度、動粘度、流動点、曇り点)と化学的特性(硫黄分、残留炭素分、ワックス分、成分組成など)を調べます。得られた分析データは、産出層の特定、根源岩の堆積環境・有機物起源の推定、原油処理方法の検討、貯留層流体モデル、販売契約に基づく品質チェックの解析などに活用されます。
調査・分析項目
原油分析では主に、「物理的特性(密度、動粘度、流動点、曇り点)」と「化学的特性(硫黄分、残留炭素分、ワックス分、成分組成など)」を評価します。
- 密度、動粘度、流動点・曇り点
- 浮きばかり、ウベローデ粘度計、自動流動点・曇り点試験機などを活用して評価します
- 硫黄分、残留炭素分、ワックス分、蒸留試験、成分組成分析(C3~C120)、反応(水溶解成分反応試験)、灰分、水分、水泥分、SARA分析
- 蛍光X線硫黄分計、自動蒸留試験器、蒸留ガスクロマトグラフなどを用いて評価します。
蛍光X線硫黄分計
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